その後、設計サイドの仕事としては、「敷地調査」、「現地測量」というのがあります。まず、「現地調査」というのは、建物を建てる敷地の建築条件を役所などで細かく調査します。国が定める法律と、県や行政が定める条例と、地域が定める協定があります。家を建てるには、それら全てをクリアーしなければなりません。次に、「現地測量」ですが、これは必ずしも、初期の段階では必要ではありません。でも、敷地面積が少なく、しかも建ぺい率が少ない場合には、実際の敷地の大きさが、とても重要な要素になってきます。建ぺい率とは、敷地の大きさに対して建てられる建物の大きさです。登記されている面積と実際の面積は、一致しないことがほとんどなので、敷地の大きさや形を測るために、現地測量はできるだけ行うようにしています。